「勇者配信中」終幕①
melt//Planet「勇者配信中」
連日たくさんのお客様に足をお運び頂き、無事に終演致しました。
【演劇×ゲーム実況】
ゲーム実況者と俳優で作る舞台。そして、普段ゲーム実況を見てくださっている方に演劇を、演劇を見てくださっている方に実況動画を、知って頂けたら幸いだなと全てのキャストが想いながら作り上げた作品でした。
ですが、なんだかもうそんな言葉では語り尽くせないくらい、大事な大事な作品になりました。
江幡が細々と続けているネットラジオ「ひと見坂」も、普段演劇に触れたことのないリスナーの皆様に舞台の面白さを伝えられたら、というところから始まったラジオなもので、
私はどこかでずっと、インターネットというものと、演劇というもの、それぞれがそれぞれに与える影響の可能性なんかを漠然と信じていたところがありました。
まさに、それが今、この企画で形になったような気がしています。
正直、私が今まで関わらせて頂いた舞台の中では1,2位を争う反響の多さでした。もちろん、インターネット上で、ではありますが。
そしてしっかり目の肥えたお客様、普段演劇をたくさん見てくださっている方々にも絶賛していただき、これが、今のエンタメの形なのかもしれないとさえ思いました。
私の演劇との向き合い方さえ、変えてしまった作品かもしれません。
演劇って、面白いんだなぁって。演劇って、面白いでしょ?(笑)
さてさて、語りだすときりがないので。キャストのことなんかつらつらと。
国王 パルバット三世・・・ハヤシさん(ゲーム実況者)
今回の脚本も手掛けたハヤシさん。まず、80分という短い時間の中で、キャラクター一人一人をしっかりと輝かせて、なおかつコメディ部分もシリアス部分も引き立たせ、一国の物語を完結させるその技量。感服いたしました。初脚本?マ?
ご本人は、とても可愛らしい方で。自虐ネタもたくさんあるんですけど、なんだかんだで皆に愛されるんですよね。許してしまう。ある意味、ウェッジと似ている部分もあるんじゃあないかなと私は思っておりました。
もちろん、一国の王としても愛されるお方です。
人間を、キャラクターを愛し、愛される人にしか書けない世界ですよ。
大臣 ペティア・・・手島沙樹ちゃん(俳優)
今回の座組で一番仲良くなったかもしれないねとお話してました。
江幡の髪の毛も毎ステてっしー(呼び方は諸説あり)にやってもらっておりました。
ペティアという役も一番大変な役どころだったのではないかと思います。座組最年少なのに。すごい。
勇者が連れていかれる時の冷たい目には、毎回心をバキバキに折られていましたよ。
でも板を降りればこの笑顔ですよ。なんて可愛いのでしょう。たくさん感謝を。
兵士長 ヒルトン・・・セピアさん(ゲーム実況者)
初舞台組。実は座組で一番年齢が近いこともあったり、性格的な部分でも色んなことにシンパシーを感じておりました。
ストイック。本番に強い。努力家。ファン想い。真面目。素直。
え、いいとこしかないな。
たくさんのお客様に愛される姿勢、見習うことばかりでした。その真っすぐな性格が、まさにヒルトンそのものだったのではないでしょうか。
舞台上で絡むことはなかったけど、鏡前が隣でした。常にファンレターを一枚一枚しっかり時間をかけて読んでいる姿が印象的だったなぁ。
次の記事へ続くよ!
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